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本と、朝ごはんと、私の好きなもののハナシ

カルダモンロールとコーヒー@Vete-Katten, Stockholm

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ストックホルムにはコーヒー屋さんがたくさんあります。それはもうたくさん。日本のコンビニのような感覚でいたるところにあります。

 

スウェーデンでは「フィーカ」と言ってお茶の時間にコーヒーと甘いお菓子を食べるのが伝統なのですが、なぜこうした伝統ができたかというとストックホルムが寒いからな気がします。

 

私がストックホルムに行ったのは11月。
気温はもはや日本の真冬くらいでコートやマフラーをしていてもずっと外にいると芯から冷えてしまう感じ。

 

本当に寒いので、ちょっと歩いたらすぐに
どこかでコーヒーでも飲んでほっとひと息つきたいなという気持ちになります。

 

そして寒いが故に体が糖分を欲するので、必然的にお菓子がセットになります。

 

普通は「コーヒーを飲む」とか「お茶する」という表現で完結してしまいますが、ここまで頻繁にコーヒーとお菓子が食べたくなったら、そりゃフィーカっていう言葉もできるわ、と納得していました。

 

ちなみに『翻訳できない世界の言葉』という絵本にも、フィーカはばっちり記載されていました。

 

今回朝ごはんを食べたVete-Katten というカフェはスウェーデンっ子の御用達フィーカカフェという感じで、シナモンロールからケーキまでいろんなお菓子がショーケースに並んでいます。

 

さらにすごいなと思ったのは、朝ごはんにも対応していて、朝7時くらいから開いているところです。

 

甘いパンとコーヒーは出勤前にちょっと寄って食べて行くのにもぴったりですね。
平日だったのでサラリーマンらしき人たちも、コーヒーを飲みにきていました。

 

私が食べたのは、カルダモンとバニラクリームの入った甘いパン。

 

カルダモンは普段インド料理屋さんでしか食べたことがなかったけど(お店を出るときにもらえる口直しみたいなやつです)、クリームと合わせてパンにしてもハイソな甘さで美味しいということを発見しました。

 

ちなみにコーヒーは、ブラックコーヒーを頼むとポットに入ったものがお代わりし放題で無限に飲めます。

 

ミルクや砂糖、シナモンもセルフサービスで置いてあるのでとてもお得。
これもフィーカの特徴らしいです。

 

いろんな種類のパンがあるので、全部試すために通い詰めたくなるお店でした。

 

Vete-Katten

住所:Kungsgatan 55, Stockholm 111 22